シギルの謎とサバイバル。異世界への招待状『ダーウィンズ・ゲーム』

完結マンガ
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引き込まれる序章

見えない相手に切り付けられ、絶命する高校生。

『ダーウィンズゲーム』コミックス1巻より

そこに立ち尽くすのは野球のユニフォーム姿の男性だろうか。

仲間を呼ぶ、5ポイント、たかがゲーム。

ケータイの画面には「あなたの勝ちです!」。

少しずつわかり始める「ダーウィンズゲーム」。

すぐにその世界に引き込まれる。

アプリの気軽さで始めたが最後、引き返せない「ダーウィンズゲーム」。

ソーシャルゲームの気軽さで始められる「ダーウィンズゲーム」。

『ダーウィンズゲーム』コミックス1巻より

無料であれば、始めてみてつまらなかったら、アンインストールすればいいや、というところをうまくついてきている。

アスファルトの謎

ダーウィンズゲーム、勝てば現金に変えられるポイントが手に入る。

が、負けてしまうと命を失う

命懸けのゲーム。

負けてしまうと、そこの地面もろとも削り取られてこの世から消される。

アスファルトのような硬い地面でも綺麗な垂直に削り取られる。

『ダーウィンズゲーム』コミックス1巻より

この現場の異様さから警察も動き出す。

警察は「ダーウィンズゲーム」にどこまで迫れるのか?

学校は?周りの人は?パンダ被る?

読むと引き込まれる、すごい没入感が味わえる作品だが、気になるところはいくつかある。

1巻は恐らく平日の日中の話、なのだと思う。

タゴナカ刑事も言っている通り「まだ学校行ってる時間」なのだろうが

・高校の教員であるカトウ先生もカナメと電車で出くわす

→まあ、有給を使って早退してきた、とも言えなくはないが。

・この時間にシュカも学校に行っていない

→2巻以降で何かわかるのかもしれない。

 シュカの学校だけ休み、だった?

『ダーウィンズゲーム』コミックス1巻より

その他には

・バンダくんとカナメ以外、全く電車に乗客がいない

・バンダくんの着ぐるみだと注目されるのでは?

・交番で警官を切り付ける必要はなかったのでは?

などと気になるところもあるものの、十分引き込まれる作品である。

包丁を手に迫ってくるバンダくんには迫力がある。

ドラマや映画でなく、マンガというメディアがピッタリな作品。

俺のシギルは!?シギル次第

異能力バトルものなので、もし自分がシギルを使えるとしたら、と男子中学生のようにいくらでも考えてしまう。

異能力ものは金字塔でもある『ジョジョの奇妙な冒険』があって、『ワンピース』もそうだと言えるし、女子向けの『学園アリス』もそうだ。

本作ではカナメのシギルが発動するところが、とても自然で印象的であった。

当然、自分のシギルにより不利になってしまう展開もあって、今後どのようなシギルと能力者が出てくるか楽しみになってくる。

『ダーウィンズゲーム』コミックス1巻より

血盟とお面の女性

1巻の巻末で血盟(クラン)として「エイス」「ダンジョウ拳闘倶楽部』『カネヒラ保険組合』が登場する。

血盟(クラン)とは…?

また、お面を被った女性が登場。

『ダーウィンズゲーム』コミックス1巻より

体術の使い手であることがわかって、1巻は終わる。

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