2026年一月よりアニメ放映開始予定!
放映前にチャーリーについて、命について、倫理についてぜひ考えてみましょう!
あらすじ
人間とチンパンジーのハイブリッド、チャーリー。
彼が一般家庭で人間と同じように育てられ、高校に入学する。
高校の構内でルーシーと出会い、親交を深める。
ちょうど同じ頃、チャーリーの出生にも大きく関わる動物解放を目的としたテロ組織も活動を始めたのだった。
ざっくり説明すると上記の通り。
しかし、チャーリーという「片方の親がチンパンジー」という存在により、
平穏な世界は一変する。
交雑種もクローンも現実には存在するべきではない、と思うけれど、
それが存在する世界での物語。
登場人物紹介
チャーリー
人間とチンパンジーの交雑種(ハイブリッド)。

父親と目されている人物が生物学者のグロスマン博士。
しかし、研究記録を全て破棄しており、
交友関係も非常に限られた人物だったため、チャーリー出生の秘密は謎に包まれている。
生物学上の母親であるチンパンジーのエヴァはまだ存命。

元々、人間に近い、あるいはある分野では人間以上の理解力を備えていたため、天才チンパンジーとして扱われた。
そのため、チャーリーをみごもり、出産することにもなるのだが、出産時に脳にダメージを受けてしまい、
現在は並のチンパンジー以下の能力しかない。
チャーリーは身体能力もさることながら、物事の核心をついてくる。

周りの人々も驚いてしまうくらい。
ルーシー
フード付きのパーカーを着用していることが多い。

隠キャの優等生、とされている。
高校の中庭、樹上で身動きが取れなくなってしまった子猫を見て、
いてもたってもいられず、救出に向かう。
このときからチャーリーとの交流が始まる。
基本的にはチャーリーの考えを支持する。
アメリカの学生らしく、自分の考えをしっかり持っていて主張することができる。
周囲がチャーリーに対し好奇心の目を向ける中、一切動じず、話しかけSNSアカウントの交換に成功。
チャットのやりとりをしている。
チャーリーの保身も気にかけていて、街から離れることなども勧める。
後にチャーリーの自宅の食事に招かれ、チャーリーの自室にも訪れた。
一方、ルーシーの母エルドレッドは女手一つで大事な娘を育てている、ので
娘の身に何かあった、ありそうなときは攻撃的にもなってしまう。

ギルバート・スタイン博士
チャーリーの育ての親。
チンパンジー研究の権威。

理想は持ちつつ現実的な判断ができる。
妻と同じようにヴィーガンだが他人に強制するようなことはしない。
チャーリーのことも妻のことも大事に見守っているのがわかる。
マックス
大柄な黒人。
動物解放同盟の中心。

ルーシーの前に現れて話しかけることもあり、そのときも自らを「マックス」と名乗った。目的遂行のためには、部下や民衆の命などなんとも思っていないように見える。
なんとかチャーリーを動物解放同盟に引き入れようとしている。
オジー
実家はダイナー、大衆レストランを経営。

やはりアメリカの学生らしく、チャーリーやルーシーに議論をふっかける。
日本の学生もかつては酒場で「デカンショ」(デカルト、カント、ショーペンハウエル、哲学者3人の頭文字)を論じていたようだが、今の学生で議論している者など皆無。
「語りあう」ことすらないんじゃないだろうか。
1巻の見どころ
チャーリーの異常な身体能力で危機的状況を脱するところ。
筋力だけでなく聴覚や洞察力にもすぐれていて、ベストな対策を選択、実行できる。
最初は高校の構内で。
これはルーシーが自発的に木に登り、落ちたところをチャーリーが救出、なのだけれど
チャーリーの自宅が襲撃されたとき、はチャーリーが超人なので無傷だったものの、
「チャーリーがいたから襲撃されてしまった」ため
自責の念にかられているのではないだろうか。
衝撃的な一コマ
プールサイドで武装した警官7人が倒されていた場面。

現場の状況からして十中八九チャーリーがやったのだろうけれど、
詳細は不明。
武装した警官7名が病院送りに。
その後7名は全員辞職している。
(辞職させられた??)
『ダーウィン事変』1巻が教えてくれること
人間とはなんだろうか。
他の動植物を脅かすことなく共存することはできないのだろうか。
不安について。
起きてもいないことを心配してしまう。
いざ起きたときに「わかっていた」方が傷が浅くて済むから?
命とは、物理的に心臓が動いて呼吸をして、脳が活動していればいいのか?
そもそも人間はなんのために生きるのか?
種の保存のため?
生殖できなくなったらもう生きている価値はないの?
そして善悪とは、なんなのか?
良いことと悪いこと、場合によって変わってくる。
そう考えると、人間はみんな少なからずわがままで他者に多大な迷惑をかけて生きているんだな、と
思うようになりました。
自分にできることを、できる範囲でやりましょう。
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