『放課後ていぼう日誌』レビュー|釣り初心者でも楽しめる女子高生×海の青春マンガ感想

「『放課後ていぼう日誌』1巻の表紙。鶴木陽渚が釣り竿を持ち、魚を釣り上げて笑っているシーン。 一巻レビュー
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🐟女子高生が海辺で釣りにハマっていく青春スローライフ漫画

『放課後ていぼう日誌』は、小坂泰之先生が描く“女子高生×釣り”の日常系作品です。

『放課後ていぼう日誌』1巻より。鶴木陽渚を含む4人の女子が海の生き物と一緒に描かれ、釣り部の雰囲気が伝わるイラスト。
コミックス『放課後ていぼう日誌』1巻より

舞台は熊本県芦北町がモデルの海辺の町で、潮の匂いが漂ってきそうな雰囲気がすごく心地いいんですよね。

主人公の鶴木陽渚(ひな)は、都会から父の故郷に引っ越してきた高校1年生。

本当は手芸部に入るつもりだったのに、堤防で出会った先輩・黒岩悠希との出会いから、なぜか「ていぼう部」に巻き込まれていきます。

ていぼう部のモットーはシンプルで最高。

「釣ったら食べる」 これがまた作品の魅力をギュッと詰めてるんですよね。

🎣 ていぼう部との出会いは“タコ”から始まる

陽渚が堤防を歩いていると、ふらついている人を発見します。

熱中症かと思って駆け寄るものの、実は釣りのポイントを探していただけの黒岩先輩。

釣り糸が絡まって困っていた黒岩先輩に、手芸好きの陽渚がサッと糸を解いてあげるんですが、これが運命の始まり。

お礼にと誘われて初めての釣りに挑戦した陽渚が釣り上げたのは、まさかの大きなタコ

タコが足元から体を登ってきてパニックになる陽渚に、黒岩先輩が放った一言がこちら。

「入部してくれたら取ってあげるよ」 いやいや、そんな交渉ある?って感じなんですが、陽渚はタコを取ってほしい一心で入部届にサインしてしまいます。

『放課後ていぼう日誌』のワンシーン。鶴木陽渚と黒岩悠希が座り込み、陽渚の足元のタコを前に会話している場面。
コミックス『放課後ていぼう日誌』1巻より

部室に連れて行かれ、ていぼう部のポリシー「釣ったら食べる」を見せられ、タコの締め方を見て失神。

入学式の日も放心状態で、手芸部の存在を知ってさらに落ち込むという、なかなかのスタートです。

🐠 幼なじみ・夏海との再会と、初めてのアジゴ釣り

入部を断ろうと部室を訪れた陽渚ですが、堤防で釣りをしている小柄な女の子と出会います。

その子は幼い頃に一緒に遊んだ幼なじみの帆高夏海

さらに、料理上手で落ち着いた雰囲気の大野真先輩も登場し、ていぼう部の4人が揃います。

黒岩先輩に言いくるめられ、記念に一度だけ釣りをすることになった陽渚。

この日はアジゴ(アジの子ども)狙いで、餌はパン粉とオキアミを混ぜたもの。

初心者でも面白いように釣れて、釣ったアジゴは大野先輩が手際よく素揚げにしてくれます。

揚げたてのアジゴが美味しすぎて、陽渚は「釣りって楽しいかも」と思い始めるんですよね。

ただ、餌バケツに潜んでいたフナムシを見て「やっぱりやめようかな…」と弱気になるのも陽渚らしい。

家に帰ると母は「美味しい魚を持って帰ってきてね」と応援してくれて、陽渚の気持ちは少しずつ前向きに。

🎣 キャスティング練習で陽渚の“手芸スキル”が大活躍

翌日、部室では黒岩先輩が体力測定で力尽きてソファでぐだぐだ。

夏海と陽渚は黒岩先輩からぐちゃぐちゃに絡まったリールと釣り糸を解くよう命じられます。

夏海がリールを分解、陽渚が絡まった釣り糸を解く、と分担して作業することに。

陽渚は手芸好きなだけあって、絡まった糸を見ると解きたくなるタイプ。 見事な手際で瞬時に解いてしまいます。

そのお礼として黒岩先輩からリールと竿をプレゼントされ、次はキャスティング(投げる動作)の練習へ。

大野先輩はフォームが綺麗で、黒岩先輩は教え方が上手。

陽渚は運動が苦手で、投げるたびに夏海の頭に向かって飛んでいくという悲劇。

夏海の顔を描いたブイを海に浮かべ、陽渚は「こんにゃろー!」と投げてようやく前に飛ばすことに成功します。

🐟 高級魚マゴチに挑戦!釣りの奥深さに触れる

次のターゲットは高級魚マゴチ

夏海が見せたラブカの画像に陽渚は絶叫しますが、実際のマゴチは平べったい魚です。

ていぼう部は漁師さんから譲り受けたリヤカー「海王丸」で浜へ向かいます。

「放課後ていぼう日誌のワンシーン。大野先輩がリヤカー『釣王丸』を引きながら海辺を歩き、陽渚と夏海が荷台に乗って揺られている様子が描かれている。
コミックス『放課後ていぼう日誌』1巻より

砂浜はシーズンオフで貸切状態。

夏海は「子どもの頃一緒に来たよね」と懐かしみますが、陽渚は溺れかけた記憶が蘇って青ざめます。

マゴチ釣りではソフトルアーとジグヘッドを使い、ルアーの動かし方や糸の結び方まで丁寧に描かれていて、釣り初心者にもすごくわかりやすい。

夏海&大野先輩はラン&ガンで攻め、黒岩先輩は椅子に座ってのんびりスタイル。

陽渚が「釣れなくてもいいんですか」と聞いた瞬間にアタリが来て、答えは聞けずじまい。

そしてついに陽渚がマゴチを釣り上げます

感動のあまり涙がこぼれ、釣りの奥深さを実感するシーンです。

大野先輩は魚屋の娘で、マゴチを刺身・唐揚げ・お吸い物に調理。

陽渚には特権として“お頭入りのお吸い物”が振る舞われ、また放心状態に。

🌊 まとめ:『ていぼう日誌』は“釣りの楽しさ”を思い出させてくれる漫画

『放課後ていぼう日誌』は、

  • 釣りのハウツーが丁寧
  • キャラ同士の掛け合いが楽しい
  • 海辺の町の空気が心地いい
  • 「釣ったら食べる」というシンプルな喜びが詰まってる

そんな魅力的な作品です。

2巻からは新キャラも登場して、さらに物語が広がっていきます。

4人のバランスが良すぎて、この先どうなるのか楽しみなんですよね。

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