少子化
少子化が極限に達した年のわずかな出生者、それが花坂春、姫城桜子、敷島桜花の3人「最後の世代(ラスジェネ)」である。

彼らが15才になり、国立桜高校に入学するところから始まる。
新入生の3人だけで、在校生の姿はない。
この作品は国の存亡に関わる超少子化ラブコメ、ということになっている。
姫城桜子
自ら「お安くない」と言い切る桜子。

国中のお金持ちや有力者から求婚されているのだという。
出会ってすぐ、さすがの春も若干引いている。
春でなかったら、もっとガッツリ引いていただろう。
以前の学校について詳細は語らないが、春の質問「同級生に囲まれて楽しかったでしょ?」に対して「楽しかったら、こんなところにいないわよ!!」と語気を荒げている。
その後、ご老人達に天寿を全うしてもらいたい、の件がある。
桜子は現体制に対して強い不満があるようだ。
1巻後半で桜子の両親?が唯野と恩給について話している。
入学式が1日ズレる
現実には起こり得ないだろうが作中では、入学式が翌日になった。

「最後の世代」がいる学校なので、首脳レベルの来賓が来る、それでも翌日に変更、とのこと。
現実にあったのは、高校の遠足のバスの手配を忘れていた旅行会社の社員のニュース。
バス11台の手配を忘れていて、前日に高校を訪れ、こんな手紙を校門のところで拾いました、と言って「遠足を中止しなければ私は消える」と同校の生徒を装って自身が書いたメモを教職員に渡した、というやつ。
気持ちはわかる、けど。
「すみませんでした!」で結構許してもらえるよ。
世の中捨てたもんじゃないよ、意外と。
生徒もニュースになって、後々こんなことがあってさー、と言ってるのではないだろうか。
誤植か!?
恐らく、誤植だと思われるのが、1巻37ページ。

姫野さんとなっているが姫城さん、だろう。
初期設定だと姫城は姫野だったのかもしれない。
ところで、春はまあまあ露出の多い部屋着の桜子相手に平静でいられるものだと感心する。
桜花、桜子と同室で寝ることになっても春の感想は「修学旅行とかいうのみたい!!」だった。
給食当番
白衣を着て給食当番として配膳する。

ここの1ページで、春に合わせて少しわがままを言ってみたり、多めによそってくれる桜子。
春はいつもと変わらず、桜花も本当にわかっていない。
最後の桜子の「茶番だわ…」でこのシーンが締まる。
三者三様でキャラがよくわかる印象的なシーン。
フィジカル
バスケでは桜子のシュートからのアリウープを決め、歩けない桜子を乗せた上で手首の力だけで移動しようとしていた桜花。
身体能力はズバ抜けている。
そして桜子が春におぶってもらっているのをみて、躊躇なく自分の両足首を捻挫させる。

正座で痺れていたので痛みも感じると思われるだけに、恐ろしい。
桜花の部屋から白衣の集団が出てくるのを桜子は目撃する。
姫城視点
桜子の視点、桜子の回想が春のものより多く感じる。
そして桜子は春とはイラつきつつも春の作った手料理を食べ、「なぜ私が世話焼きオバサンのようなことをしないといけない?」と桜花に腹を立てる。
二人との距離は縮まっていっているようにも感じるが、体育教師の橘菊花とは同じレベルで張り合い続ける。

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