むかしむかし
子ども達にせがまれて、年老いた永倉新八が新撰組の「三匹の狼」について話し始めるところから始まる。

歴史物、新撰組について知らなくても(ヘタな先入観がない方が良いくらい)物語に入り込める。
オッサンの私でも少しときめくくらいなので、女子中高生だったら沼ってしまうかも。
フつくしい…
ぺこぱ松陰寺でなくても、こう言ってしまうに違いない。
タイプの違うキレーなお兄さん達が並ぶ。
作中でも「女が男装」している程だと言われている。

表情が豊かで、朗らか、子どもにも気さくに話しかける沖田総司と、子どもは苦手と言いつつ相手をし、聡明、団子屋の老婆をさりげなく褒める土方歳三。
端正な顔立ちで腕っぷしにも覚えがある二人を中心にストーリーが進んでいく。
いろは・にお
にこやかで可愛らしい顔のいろは。
白髪に水色の瞳のにお。

細雪のような、におの髪のおかげで黒髪揃いの壬生浪の中に明るさが加わる。
すぐに沖田、土方が人攫い達と一戦交える。
刀すら抜かない沖田、心は熱く頭は冷静に対応している土方だが、さらに観察力に長けたにおが落ち着いて忠告する。

相手が十人と聞いても顔色一つ変えず、走って敵の根城へ向かう沖田と土方。
何もできない自分に苛立ち、世界を変えるためにおは「壬生浪」に加わる。
異論は認めます
浪士組の屯所に着いたにお。
屋敷の中では新撰組が竹刀を手に稽古をしている最中だった。
が、何故か相撲で勝負をすることに。
この相撲も『鉄腕!DASH!!』のリゾラバでTOKIOメンバーや森本慎太郎、リチャード達がやっているような雰囲気に。
におも戸惑いつつ、相撲をとったり投げ飛ばされたりするうちに、男子高の運動部に近い感覚を味わったのだと思う。
ジャニーズでもう少し書くと、永倉新八…V6岡田准一、左之助…SixTONES森本慎太郎、斎藤はじめ…猪狩蒼弥、でどうだろうか。

こういうのはあーだこーだ言うのが楽しい、ので異論は認めます。
土方・沖田・近藤
年端もいかないにお。
土方、沖田が諭す。
土方、近藤が抱きしめる。

孤児だったにおにとって、壬生浪は家であり学校のようなもの、になっている。
芹沢鴨
壬生浪の中でも大きな体躯で、晒し首の件では怒りをあらわにしていた男。
1巻巻末で仲間を斬った、と、こともなげに言い放つ。

太郎とともに遺体の処理に向かったにおはここでも、計画的に芹沢が殿内を殺害したと見当をつける。
田中太郎もにおもどちらも過酷な幼少期を過ごしていて、思いの丈が一気に溢れると言う点では同じである。
一巻で判明する「三匹の狼」は、におと田中太郎の二人。
野球は9回まで。コミックスは9巻まで。「野球部に花束を」
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