面白い!
作品の中で黒田たち野球部の1年生は野球をやらない。
野球部の話なのに。
私、ヨハネはラグビー部だったので、くりぃむしちゅーがオールナイトニッポンで彼らがラグビー部だった頃の話をしていて共感した。
この作品は「野球部ってこうなんだろうな」「野球部もウチの部と同じだな」等々、色々な角度から見られて楽しい。
野球部関係者でなければ、1巻を読んでの感想は、全員「グラブ、高っ!」だと思われる。
強豪校の野球部は『バトル・スタディーズ』等で読める。
この作品では「野球の試合」や「野球の試合のときに役立つ練習」以外のところに焦点を当てている。

他クラスの個性的な女子(ただしライオンズファン)、みんなで行くスポーツ用品店、部活後の買い食い、延々続く外周のランニング、こう書いてみるとほとんどの運動部で当てはまりそうなものだ。

自転車のステップ、30年ぶりに思い出した。
都立三鷹東高校は肩がけ式のバッグ。
以前はほとんど全ての高校の野球部がこの形だったが、どこかの高校、恐らく強豪校の一角が肩に偏った負荷をかけないようにバックパック、リュックにしてから他の学校も一斉にリュックにした、と記憶している。
こんな世界がコミックス9巻まで覗けるのは楽しみでしかない。
黒田鉄平
中学時代は一番ショート。
こう書くだけで打順と守備位置だと、みんなわかるので、日本は十分野球大国だと思う。
高校入学にあたって、野球部に入ろうとは思わず、染めたい一心で髪を染めた。

染めたらモテる、というのは今思うと本当に浅はかな考えだが、予備校に入学する私にも全力で注意してほしい。
いいから勉強しろ、と。
予備校生が茶髪だろうと黒髪だろうとどーーーでもいい、勉強しろ、と言ってやってほしい。
黒田は染まった髪について「コーラの…」言い訳も用意していたのだと思う。
ダサいけれど、気持ちはわかる。
1話目で野球部の見学を、ということだったが、しっかり入部、となっている。
令和の今もそこかしこでこういったことが行われているのだろう。
キャッチボールのときに先輩が至近距離から思い切り投げて痛い、という場面。
私も一度だけ、高校の野球部のボールを触ってみた、ほんの一瞬。
10秒にも満たないくらい。
石だと思った。
40代も半ばに差し掛かって、先週、同僚とこんな話をしたな。
「高校野球の公式球、あれ、石だわ」
監督
名前、担当教科他不明。
昭和、平成の流れを組むスタイル。
こういった強面で理不尽なことばかり言う運動部の監督が野球部に限らず、各中学・高校に数名ずついたと思われる。

娘が小学生のときに所属していたバレーボールリーグ。
バカリズム似の監督が大会を仕切っていた。
帰宅した後、娘には「あのバカリズムが〜」で通じた。
パンチパーマにレイバンのサングラスをかけた監督もいて3度見してしまった。
先日、息子の入学する学校の説明会に行ってきた。
公立の先生達のクセの強いこと。
一番印象に残っているのは指導部の先生。
技術科の先生だろうか?
最初のボーナスポイントの割り振りを全部、柔道に割り振って、
「柔道 256」になっている先生。
人生の全ての困難を柔道で乗り切ってきたのだろう。
息子をよろしくお願いします。
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