パンチとロン毛
仏教の祖ブッダとキリスト教の祖イエスが下界でルームシェアをする話。

ブッダは倹約家で無駄遣いを毛嫌いしている。
イエスは全局全時間のドラマの感想を書いたブログ、ドラマンダラ!!を運営している。
1日1万ヒットの大人気ブログだという。
1日1万はすげえ。
二人ともお忍びで今世に来ているが、油断すると神々しさが溢れてしまう。

また、二人とも高尚だが、女子高生からの評価が気になってしまうお年頃。
立川
昭和記念公園しかねえじゃん、でお馴染みの立川のアパートに二人は住んでいる。
なぜ立川?
聖人との繋がりは全くもって不明。
そして、昭和記念公園のプールは魅力的、だったが老朽化がひどく撤去・解体されることが決まった。
残念。
バーベキューもできるし、ボートに乗ったり、サイクリングしたり、と昭和記念公園はとても楽しいところ、なのは間違いない。
乳がゆ
牛乳にコメだけだと、確かに抵抗がある。
が、牛乳に米、ドライフルーツ、アーモンドを入れてドロドロに煮込んだもの。
そこにカルダモンを加えて作った、甘いお粥だそう。
やっぱりマズそう。

ググりたくなる言葉やモノがそこかしこに出てくる。
表紙の「ジーザス」「南無三」もググったところ、前者は現在の「ヤバい」で置き換えることができそう、だった。「南無三」は「しまった」や「お助けください」なのだそう。

「女将っぽい」
中村光の放つギャグはボクシングで例えると、一撃で試合を決めるアッパー、のような鋭さがある。

各所のインタビューで中村光は「ギャグのルーツはうすた京介」と答えており、ギャグの破壊力にも納得がいく。
オセロ松島やタレントYOUのように、男芸人がどんなに頑張っても思い付かないような、とてつもなく面白いことをサラリと出してくる。
マンガは難しいよぉぉぉ
陶芸入門セットを通販で購入したイエス。
危うく倹約家ブッダがブチ切れるかと思いきや、イエスがブッダのために購入したマンガ入門セットをブッダが気に入り、最悪の事態は免れた。

絵心がなければ、もらっても仕方のないマンガ入門セットだが、ブッダは弟子をモチーフにした4コママンガを難なく描きあげた。
実はこの7話は、作者中村光の出自と深く関係している。
ウィキペディアによると、作者である中村光は窯元の娘であるため、イエスが購入した陶芸入門セットと密接な関係がある。
また、父親の影響で絵を描き始め、初めて読んだマンガ『ドラゴンボール』に影響を受け、マンガを描き始め、中学3年生のときには漫画家を志すようになった。
陶芸とマンガ入門セットは作者の原点、とも言える。
鋭くエグってくるパロディ
そう来たか、と嬉しくなるパロディが随所に登場する。

私の名前「ヨハネ」は6話にも登場する洗礼者ヨハネから勝手に頂いている。
洗礼は受けていないがミサにあずかり、聖書を紐解くこともたま〜にはある私でも、知らないキリスト教のエピソード、仏教のエピソードのパロディが描かれている。
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