見かけたら購入するしかない!『アクタージュ』

完結マンガ
DSC_3965

週刊少年ジャンプで女優、演技を描いた作品

演劇漫画の金字塔はなんと言っても『ガラスの仮面』。

しかし、本作は週刊少年ジャンプで女優、役者、演技を扱った稀有な作品。

魅力的なキャラクターとしっかりしたストーリー、高い画力と良いことづくめ。

きちんとした結末まで読んでみたいと思わせる作品だけに、残念。

根強いファンは多いはず。

1巻では夜凪景のオーディションから始まり、黒山との出会い、CM、映画の撮影を経てデスアイランドのオーディションへと続く。

2020年8月以降、連載は打ち切られ、新刊は出版されず、既刊も無期限の出荷停止となり新規ファンの獲得はおろか、読むことすら難しくなってしまった。

店頭に並んでいたら即買い!の作品。

夜凪景

父は家を出ていき、母は病死。

双子の弟妹を育てている。

独学でメソッド演技を極めた女子高生。

アクタージュ コミックス1巻より

自分が過去に経験したことを元に演技する。

また役に没入しすぎたり、演じた感情がずっと残ってしまうこともある。

すぐ黒山の挑発に応じてしまう。

自分の演技を観て違和感を感じることができる。

家の押入れの中には古い映画のビデオが山積みになっている。

星アリサから現実と芝居の境界が曖昧すぎると評されている。

エキストラとして参加した映画では、少女に斬りかかる侍役の俳優に飛び蹴りをお見舞いしてしまった。

その後圧倒的な存在感を放ち、映画監督を震え上がらせてしまう。

夜凪レイ・ルイ

景の双子の弟妹。

特にレイは女優として突出した景の才能を「怖い」と表現する。

アクタージュ コミックス1巻より

押し入れ一杯のビデオを観ては別人のようになっている景を見ているときも景の才能を恐れている。

夜凪家の家族会議では3分の2票を二人で占める。

黒山墨字

カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア、世界三大映画祭全てに入賞している類い稀な日本人映画監督。

夜凪景の才能をいち早く見出しスタジオ大国天に入所させた。

アクタージュ コミックス1巻より

率直でぶっきらぼうな物言いをし謝ることができない。

柊雪

スタジオ大黒天で制作担当。

夜凪景をけいちゃんと呼ぶ。

アクタージュ コミックス1巻より

16歳の景に対し20歳の雪はお姉さん的存在。

黒山に振り回されるがしっかり抗い、ツッコミも欠かさない。

初登場時はちょっと黒山に対してアタリが強すぎる気がする。(柊と結びつかなかったくらい)

星アリサ・アキラ

大手芸能事務所スターズの社長。

アクタージュ コミックス1巻より

自身が心を壊してしまった過去があるため、夜凪景が同じ轍を踏まないことを誰よりも心配している。

スターは作り上げるもの、という信念があり百城千世子も星アキラも事務所のゴリ押しと言われているように猛烈に売り出している。

アクタージュ コミックス1巻より

清水をスミスと呼ぶのは、なぜなのか。

息子のアキラは弛まぬ努力を続けており、ウルトラ仮面を演じていてニチアサの顔。

男の子とママ世代に大人気。

百城千世子

スターズの天使。

現在最も売れている若手女優。

アクタージュ コミックス1巻より

映画の制作発表記者会見では客席から登場するなど突拍子もないことをする。

自由奔放で、なおかつ自分の魅力や女優としての商品価値をよく理解している。

平凡な高校生が一瞬で犯罪者に…『僕たちがやりました』はこちら

少年マンガの金字塔『ドラゴンボール』はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました