自らの出生を恨めば良いのか?『青の祓魔師』

一巻レビュー
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生きていてもよいのかを問うため、悪魔を祓う

この世界は、燐や藤本神父達の住んでいる「物質界(アッシャー)」ともう一つ悪魔の住む「虚無界(ゲヘナ)」から成り立っている。

本来は互いに行き来することはおろか、干渉することもできない。

奥村燐が自らの出生を知るところから始まる。

奥村燐

サタンの子(魔神の落胤)。

青の祓魔師 コミックス1巻より

雪男とは双子。

降魔剣(クリカラ)の力で炎を抑えている。

が、覚醒し悪魔が見えるようになった。

藤本神父がサタンに乗っ取られているのを目の当たりにして、降魔剣の鞘を抜き、自ら悪魔となった。

父親の敵を取るために祓魔師を志す。

正十字学園に入学し、塾で「祓魔訓練生(ペイジ)」として悪魔祓いを学ぶこととなった。

奥村雪男

燐の双子の弟。

青の祓魔師 コミックス1巻より

将来は医者になることを志す。

学力が高く、正十字学園の入学式では新入生代表として挨拶をした。

祓魔師の塾では対・悪魔薬学の授業を担当している。

歴代最年少で祓魔師の資格を得た「対・悪魔薬学の天才」である。

生まれたときに燐から魔障を受けていたため、物心がつく前から悪魔が見えていた。

そのことを知った藤本神父が幼い雪男に祓魔師になることを勧めた。

兄である燐は悪魔であり、藤本神父がサタンに乗っ取られてしまったのも燐が何か言ったからだと考えている。

が、凛が雪男の唯一の肉親であることは間違いなく、葛藤が生まれる。

青の祓魔師 コミックス1巻より

メフィストの依頼で燐を監視している。

そのため、寮では燐と同室で過ごしている。

メフィスト・フェレス

藤本神父の友人。

「正十字騎士團」の一員だという。

傘を持ち奇抜な格好で、燐を亡き者にしようとするつもりだったが、燐の提案を受け入れ殺さずに祓魔師にすることを受け入れた。

青の祓魔師 コミックス1巻より

その後は、手際よく燐の雪男と同じ全寮制の私立「正十字学園」への入学を進める。

自身は正十字学園の理事長、祓魔塾の塾長であり、入学・入塾に際し大きな権限を持つ。

正十字騎士團では名誉騎士という立場であるが、騎士團上層部はメフィストも無視できないようである。

犬に姿を変えることができる。

藤本獅郎

修道院の神父。

南十字男子修道院を切り盛りする。

燐、雪男の父親がわり。

青の祓魔師 コミックス1巻より

祓魔師でもあるのだが、サタンに乗っ取られてしまった。

サタンに完全に乗っ取られる前に自死を試み、悪魔の力を得た燐によってとどめを刺された。

杜山しえみ

祓魔用品店フツマヤの娘。

祖母の残した庭で園芸に勤しむ。

下級悪魔により足に魔障を受けている。

自分のせいで祖母が命を落とし、祖母が大事にしていた庭の維持も満足にできていないと感じて悪魔に魅入られる隙を作ってしまった。

凛と雪男に救ってもらった後、祓魔師になるため入塾した。

青の祓魔師 コミックス1巻より

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