特性のある子が中学受験してみた1 2023年11月①
今日、うみの担任の先生から、お電話を頂いた
・学習用具の準備ができていないこと。
・授業中「死ね死ね」と言っていること。
・授業中、奇声をあげてしまうこと。

学習用具の準備ができていないこと
ノートなどの準備ができず、紙をもらって書くこともしばしばあるとのこと。
これに関しては、物心がついていないという表現が適切だと思われる。
なわとびを先週持たせたが、持ち手から縄が外れてすっぽ抜けたと言って、持ち帰ってきていた。
今日は金曜日。
持ち帰ってきたのは月曜日、で放置していたようだ。
先々週も担任の先生からお電話を頂いている。
・筆箱
・連絡帳
・充電済みのタブレット
を持たせてほしいという内容だった。
筆箱、連絡帳も持たずに通っている、ということになる。
うみは小学5年生。
持っていかないと困る、とか準備しておこう、という気持ちが希薄。
声をかけても置き勉しているから大丈夫、と言うくらい。
授業中「死ね死ね」と言っていること
嫁が先日タクシーと交通事故を起こした。
その話を嫁がうみにしたところ、うみは怒って「タクシーみんなぶっ殺す」のような物騒な言い方をしていた、とのこと。
↑このことと関係があるのかは不明。
以前はコンサータを飲んでいた。
うみにとってはとても効果があり、本人いわく「シャキッとする」のだそう。
コンサータを服用している間は学力に関しては、普通の小学5年生と変わらない。
ただし、コンサータを飲んでも学習に対して意欲的になるわけではない。
あの手この手で言いくるめて渋々机に向かう。
冨樫義博先生の方がまだ机に向かうのではないだろうか。
しかし、元々色が細いところに食欲不振の副作用がしっかり出てしまうのと、先月あたりから効果が切れた後、破壊衝動がものすごい、のだという。
主治医の先生とも相談し、先月からコンサータを止めている。
そのため衝動性、攻撃性が出てしまい「死ね、死ね」に繋がったと思われる。
授業中奇声をあげてしまう
これもコンサータを止めたため衝動性が強く出ているため、と思われる。
きっと、ひろゆき氏のように「論破」したい、マウントをとりたい、ちょっかいを出されたり煽られたらスルーできない、のだと思われる。←後に知ったことだが特性のある子にとって必要以上の正義感はあるある、なのだそう。
論破したい、言い負かしたいがすぐに決着がつくわけでも、うみにとってハッピーな結末になることは少なく「アイツは変な言いがかりをつけてくる奴だ」と思われて、終わる。
そうするとうみの中でイライラが募り、ブツクサ言っている。←家庭内でも漢字の練習をやりなさい、と言われた後もずっとぶつぶつ言っていることがある。声量が大きくなれば奇声である。←特性のある子にとっては典型的な例だと思われる。ずっと機関銃の口真似をしてみたり、サイレンや非常ベルみたいな音声を発し続ける子がいる。
腹が立ったらその場を離れてクールダウンする、というのを薦めるとすでにしている、ようだった。
だが常にできている、やっているわけではなく、そういう方法を学校でも提案されて、一度やってみたことがある、くらいだろうと思われる。
うみには特性がある。
きちんとした診断名がついているわけではないが、病院にもかかり、投薬をしており、コンサータ、ストラテラ、エビリファイ、他にも薬を試した。
が、学習に対して物心がついていないような状態で、私の小学生時代と同じく勉強する意味やメリットをわからずにいるのだと思う。
そこで11月17日、うみに中学受験を勧めた。
国語、算数でそれぞれ4割取れれば合格の私立中学校、を目指す。
うみは満更でもないような顔をしていた。
自己肯定感が高い、ところはとてもありがたい。
市販テストの漢字50問テスト、で6点だったり4点だったりしている。
が、今日、うみは私立の一貫中学高校に6年通い、その後製菓の専門学校に通う、ということがひとまず目標になった。
帰宅したら、YouTube漬けの毎日から、私が帰宅した後の21時からか22時からか、1時間は勉強する、ことを決めた。
初日は国語。

55分、やった。
上出来。
教材も準備しよう。
うみの受験までリアルタイムでお届けするつもり。
その後の加筆
今日は2025年の2月1日。
うみは結局私立中学を受験していない。
通わせたい、と思っていたのは都内の郊外にある私立中学校。
説明会にも一度行った。
面倒見が良く、生徒たちも穏やかできちんとした服装の子たちばかり。
うみには合っていると今でも思っている。
一番のネックは経済的に遠方の(自宅から電車に乗って90分)私立中学に通わせるのは厳しい、と感じた。
次に通学時間、と毎日のお弁当。
近所の公立中学校だと1kmの道を徒歩15分。
小学校で一緒だった友達と通える。
なので、ここでは今現在うみの目標である「製菓の資格が取得できる高校進学」を目指しての勉強の様子をお伝えしていく。
あと3年間、お付き合いください。
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