勉強は打ち上げ花火方式、でなくマラソン方式で

うみ

特性のある子が中学受験してみた12 2024年1月①

学習開始 45日目

小5♂うみ。

ディスレクシア、とはっきり診断されたことはない、が

・5年生でカタカナを完全に書けず

・漢字50問テストでは4点だったり6点だったり

と書くことを非常に苦手としている。

が、そんな子でも今日の学習では50問の漢字を練習して、そのうち34問についてはおぼえて(答えの漢字を見ずに書くことができた)、残りの16問についてもヒント(「土ル土に丸に力だよ」で「勢」を書く、「のぎへんに口に王」で「程」を書く)をもらって書けるようになった。

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一緒に勉強するようになって、45日目でここまで順調、なこともなかったのでなぜ今日はここまで調子良くできたのか分析してみる。

今まで継続してきた成果が出た

5年生の今まで、たまにわからないところを教えることがあっても、毎日継続して勉強させて来なかった。

また、漢字はうみ本人もとても苦手としていて、テストに向けて本人なりに努力しても報われないという経験が多くありとても辛くて、面倒臭くて嫌なものだと認識しているのだと思われる。左利きで不器用、というのも関係している。姉も左利きだが漢字や書くことで苦労することはなかった。

私も小学校で20年教えてきて、カタカナの書けない5年生や、50問テストで4点、6点という子は今まで見たことがない。

そのため学習、とりわけ漢字の学習をしないできてしまったのだが、45日前から1日60分やろう、と決めてなんとか続けている。

やり始めた当初は「休・体」をよく間違えていた。

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「赤」も書けなかった。

1年生の漢字から学び直して、2年生の漢字を終えた、ところで冬休み明けに漢字50問テストがあるらしい、ということで5年生の漢字193文字に絞って、このところ毎日学習している。

脳内の漢字学習に関する部位のネットワークが良くなってきたのではないだろうか。

↑2025年2月の追記

志望校の過去問に絞って勉強してみたり、算数検定の問題だったり、紆余曲折してきた。

2024年9月から『ちびむす』の漢字に取り組んでいる。

このときはきちんと復習すれば身につくだろうと考えていた。

今日新たに1枚、昨日やった1枚、一週間前にやった1枚。

計3枚。

一年生の漢字から始めれば、1枚20分もかからずにできるだろうし、昨日と一週間前の分をやれば忘れずによい復習ができる、と考えた。

が、うみにとっては重すぎて、消化不良を起こしてしまった。「休」と「体」を間違える、「赤」が書けないというレベルだった子には難しかった。開始二週間で、その日の漢字テスト1枚に絞って取り組むようにした。今も一日漢字テスト1枚。そのペースで続けている。

私が中学生のときに勉強法の本を読んだ。

「昨日は8時間勉強したけど、今日も明日もやらない」という打ち上げ花火のような勉強の仕方ではなく、「昨日も今日も明日も1時間ずつ」のマラソン方式が断然身につく」のだそう。

勉強を教える立場になって、そう思う。

人生で唯一の満点は中1の数学。このときは毎晩30分〜1時間、数学の問題集を解いていた。

うみも毎日やっている成果が出ていると思われる。

今日はリスパダールを飲んだ

普段学習していて、イライラが抑えられないようなときは、こっちもイヤになるので処方されているリスパダールを飲ませる。

うみは特性があるため、普段、コンサータを服用している。

コンサータはうみによく合っていて、本人いわく「飲むとシャキっとする」らしい。

主治医の先生曰く、これくらい自覚がある例も珍しい、とのこと。

が、2ヶ月ほど前からコンサータを飲んだ後、破壊衝動が強く出てしまう、ということでうみが飲みたがらないのと、副作用の食欲不振で体重が増えないこともありコンサータは休薬している。

代わりに落ち着かないときはリスパダールを飲むよう言われていて、これもうみいわく「飲むと落ち着く」と言っている。

少し、眠くなるようではある。

今日は日中に学習はせず結局21時から始めた。

そのため学習を始める前にリスパダールを飲ませたのだが、これが良かったのかもしれない。

眠そうな様子は見せなかった。

指書きを徹底させた

学習していてもすぐ気が散ってしまうようで、横にいて次の字を練習するように声をかけている。

・鉛筆等何も持たず

・利き手の人差し指のはらで

・手のひらくらいの大きさで

・机に指で書く

この「指書き」が漢字を覚えるための一番良い方法だと思っているのだが、

うみ一人だと爪で殴り書きのようにちゃっちゃと済ませて→結局覚えていない、書けないというパターンになる。

そのため今日は横について、指書きをしっかりさせた。

ゆっくりすぎてもだめ。イメージが残るくらいの速さで書く。

本人が指書きをしっかりやったら覚えられた感覚、を忘れずにいてくれたら良いのだが。

表が読み方、裏が答えのプリントを使った

いつもは学校の漢字ドリルだったり、WEB上で見られる筆順アニメーションを見て覚えたり、と色々なやり方を模索している。

今日の表が読み方、裏が答えのプリントを使った。指書きをするときに、どんな字かわからなかったらすぐに答えを見られて、うみに合っているのかもしれない。

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明日は今日覚えきれなかった16字を中心に学習する。

まとめ

①学習の継続

②気持ちの安定(うみの場合はリスパダール)

③指書きの徹底

④問題と答えが表・裏のプリントを使用

引き続き、検証してみます。

学習開始 46~48日目

冬休み明けの漢字50問テストに向け準備中。

うみの机を片付けていて、以前の漢字50問テストが出てきた。

6点。

準備は全然せずにいたため、6点。

今日は冬休みということもあり、30分✖️2回の学習。

何度か練習していることもあって、50問の書き取りに成功。

6問間違えて、44問正解。

88点。

まだ指書きは爪でちゃちゃっと済ませようとするので、しっかり指の腹で書かせる。

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50問テストまでは、5年生の漢字の学習に費やす、がその後は

①1・2年生の漢字は終えているので3年生の漢字。

②漢字に限らず国語・算数。

③算数は本人いわく得意なので、算数検定の問題を進める。

どれにするか。

うみにしては投げ出さず続けていて、えらい。

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