特性のある子が中学受験してみた9 2023年12月④
学習開始 26日目
5年生の漢字を進めてみる。
1・2年生ときたので3年生の漢字に行くのがセオリーか。
5年生の漢字を進めるデメリットは、複雑な字が増えることかもしれない。
今日やった「衛」など。
画数が多いのは うみ でなくとも面倒に感じてしまう。
メリットはこれから学校で漢字テストを受けるときにテストっぽい点が期待できる。
100点、90点は難しいとしても今までのような4点だったり6点だったり、はないだろうと踏んでいる。
5年生の漢字とは言え、「圧、応」など画数も少なく、今までやってきた漢字の組み合わせ、も多い。
今日は昨日と同じくらいの20時30分からのスタート。
帰宅する前に、うみに風呂も済ませておくように電話、をしたが結局入っていなかった。
毎日何度も風呂に行け、と言われて渋々入っている。
30分くらいしたところで、今日もずっといやそうなカオでやっていたので、リスパダールを飲ませた。
飲んだ後はスッキリ切り替えられていて、昨日より60分が短く感じた。
剣道の練習がある水曜日は、いつも30分にしてなんとか、やっている。
今日練習した16文字が少し書ければ上出来、としよう。

5年生の漢字16文字と漢字ドリルを少し、進めた。
↑2025年2月の追記
普通の中学受験を考えている子にとっては60分なんて勉強したうちに入らない。
が、うみはコンサータを飲んでやっと取り組めるような状態。
60分やろう、としていたこの頃はとにかく終わればいい、とだけ考えていて鉛筆を持ったままぼけーっとしている時間が長かった。
やる気ゼロの大学生のバイトと同じくらいの感覚。
今では『ちびむす』漢字テストを1枚取り組み、6割できれば25円、8割できれば50円、全問正解で100円、としている。6割に達しなければもう一度挑戦できる。3日連続合格で180円のポケカ5枚入り1パックが買えるのだが、ハングリーさは皆無で今日合格すればポケカが買える、というときでも、やらずに寝てしまうこともある。
人に何かさせる、のはとても難しいことだと実感する。
学習開始 27日目
今日は週に一度の剣道。
長い棒を振り回すのが好き、なので近くで教えてもらえそうなところを探した。
以前から、剣道をやってみたいと言っていたものの私が本気にせずあしらっていた。
剣道経験者の同僚に話してみたところ、中学で始めるよりも小学生のうちに初めておくと、防具の扱いや、基本的なことを分かった状態で中学生になる。そうすると剣道部に入ったとき、他の新入部員に比べものすごいアドバンテージがある、のだそう。
幸い隣の駅に教室を見つけた。
通ってきている子は体感で4〜5人、多くても10人はいない。
こじんまりして、冷暖房完備、先生が稽古の様子を動画で送ってくださる。
ありがたい。
ただ、18時頃に家を出て20時ごろ帰宅する。
そうすると学習、とはいかないらしい。
水曜日はうみにとって学習に関しては安息日。
剣道は性に合うようで、叫びながらやっている。
うみは、ひもが結べない…。
↑これも剣道後漢字プリント1枚、なので最近は可能。
学習開始 28日目
一昨日練習した5年生の漢字、をやるつもりでいたが、漢字ドリルをやるのだそう。
そして、やった。
敬語の問題や熟語の問題も載っている。

クイズのような熟語の問題、うみは頭が固いのかわからないの一点張り。
うみは語彙も持ち合わせておらず、ハングリーさもない。
考え方もわかっていない様子。
ヒントを求められたが、私もどうして良いかわからず答えを教えた。
漢字を書かせる問題は100円均一で買った永久に書ける鉛筆で薄く書いてなぞらせた。
普通の学力を持った子であれば、「自分はこんな漢字も書けないのか」で奮起することもあるだろうが、うみ みたいな子は今までずっと書けない、わからないの経験ばかりしてきているので薄く書いてなぞらせる、直前に練習してから見ないで書く、というふうにハードルを下げられるだけ下げてから臨ませるべきだと思う。
一昨日練習した「営、衛、益」は覚えているかな?

私が小学校に上がるとき、近所に児童館ができた。
自宅から120m。徒歩2分。小学生から1人で来てOK。
一室がマンガ図書室になっていて壁一面マンガが並べられていた。
今、思うと素晴らしく恵まれた環境。
当時の私が面白そうだと思った漫画は片っ端から読んだ。
教員になりたての20年前。
小学生は漢字を「読める」が「書けない」子がたまにいるくらい。
テストをやると裏の感じの問題で漢字の読み、と他の文法の問題はできているけれど、
漢字のを書く問題がボロボロで満点を逃す、ような子が多かった印象。
私の幼少期も20年前の小学生もみんな漢字は読めていた、と感じる。
最近はうみ、ほどではないものの漢字の読みもしっかり教えるべきだ、ということも言われていて、私もそう感じる。
うみのように漢字が苦手な子には、できる子がうるさがるような、丁寧な教え方の方が合っていると感じる。
部首がなんだ、とか他にどう読むか、だとか。
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