特性のある子が中学受験してみた21 2024年8月①
うみ♂との夏休み
夏休み中、普段より、うみ♂といられる。
彼は受験生のはずだが、やる気はない。
ビバンセを飲むと学習できる状態になる。
書く字は綺麗になり、考えも明瞭になるようだ。
が、意欲が出る訳ではないので理由を見つけてはやらずに済ませようとする。
また、ビバンセを飲むと、今日のように朝は味噌汁一杯だけ飲んで食欲がないので昼食はいらないと言い出す。
体重が増えない、減っているということになるとビバンセは継続できない。
そのため、こちらもとにかくビバンセを飲ませる、ということができない。
昨日はビバンセを飲まなかったので、算数のプリントも十数分で投げ出してしまった。
うみ一人で勉強を進めることは難しい。
ビバンセを飲ませて、横から口を出すとなんとかやれる。
ビバンセを飲ませると食事が取れない。
夏休みが終わって学校が始まると、朝ビバンセを飲んで、夜私が仕事を終えて帰ってくるとビバンセの効果は切れている、という状況。
薬が効いているときでないと取り組まないので、どうしても短時間に詰め込むようになってしまう。
夕飯食べたら続きをやろう、とかお風呂から出たら、おさらいしようというのが本当に難しい。
やるべきことを厳選して、一人でも進められるようにしないといけない。
勉強の絶対量が足りない
約分がすらすらできなかったり、明らかに違う答えなのに違和感を感じなかったり、というのは勉強せず低学年、中学年を過ごしてしまったからだと思う。
夏休みは姉や母がいて、狭い家の中では場所の確保も難しく、地域の公共施設(図書館と違い、多少しゃべっていても咎められないところ)を見つけてやっている。

入試まで残り160日、これから私も仕事、うみも学校が始まるのでしっかり今日はここをやる、と決めておく。
やらないようであればYouTubeやゲーム禁止、ということを伝えている。
やることを絞って、うみ♂がしっかりやってくれるよう祈るばかり、である。
今日はこの後月に一度のクリニックの受診。
毎晩、体重増加のためのプロテインとアイスクリームを欠かさずに食べさせてきた。
目論見通り、体重が増えていればまたお伝えする。
↑2025年2月の追記
この日は病院が夏休みシフトだったため、体重を測ってもらえなかった。
現在まで体重は極めて緩やかな右肩上がり。
なんとかビバンセを処方してもらっている。
学習開始 300日
小6うみ♂と中学受験を志してから、10ヶ月が経った。
が、口が裂けても順調、とは言えない。
志望校の過去問を解いて、間違えたところのやり方を教えること2週間、まさか1回目よりできなくなっている、とは思わなかった。
解けた点数に応じての小遣い制なのでモチベーションはなくはないものの、ハングリーさはない。
志望校の過去問、では漢字を書く問題も読む問題も全滅、だった。
私は小学校の教員をしているので、だいたい想像がつく。
ほとんどの子が読みはできていて、書くところで苦手な子がつまづくのが漢字の問題。
が、うみは「器用」も書けず、「支度」も「境内」も読めなかった。
YouTube漬けでマンガをたまに読む程度。活字の本を読んでいるところは見たことがない。
私が帰宅するのが20時頃。
うみは「ビバンセ」という薬を朝に飲んで「覚醒」している。
私が帰る頃に薬の効果が切れてしまうので、一人で進めておいて欲しい、のだが一人ではできない。
先日、やっておくように言ったところは誤った漢字が書かれて、残りの4分の3は手付かず、だった。
普通の小学生であれば漢字10文字くらい自分で書けるように練習できる、がうみには難しい。
先日は「下」のはらいを左下に書いた。
「休」を「体」と書く。
小6であれば、まずしない間違いをする。
できないこと、は限りないのでこの辺で止めて、前向きに考える。
今後の学習の方針
うみは算数は嫌いではない。
全然できないものの、苦手意識は持っていない。
週末に過去問を中心に取り組む。
国語は漢字は全滅だったが読解その他で3割は(調子がよければ)取れる。
今から国語に「慣れる」ことは不可能ではない。
そこで日常の学習は漢字中心に進める。
漢字学習の進め方
・1日10文字、またはそれに近いペースで進める。
→10月、11月、12月と少しで一周できる。冬休みと1月でもう一周、とできる。
・1年生の最初から取り組む。
→うみはサボってきたツケで2・3年生の漢字があやふや。複雑に見える漢字も実は既習の漢字の組み合わせ、がほとんど。
1年生の最初から、ならうみでもできる。
やり方をおぼえ、自信のあった字を間違える経験もして、自分にあった練習法を身につけることができる。
100日間、間を開けず毎日、なので習慣づけられる。
・今日やった10字を明日、そして1週間後にまたやる。
→記憶の定着をはかる。
・ペースメーカー、使いやすさから『ちびむすドリル』の漢字テストを使用する。
→同じものを何枚も用意できる、こちらで問題作成しなくてよい。メリットしかない。
→ちびむすドリルはこちら ちびむすドリル

漢字が苦手な子が100日間でどれくらいできるようになるか、の実践記録としたい。
↑2025年2月の追記
上のやり方でうみに合わなかったのが
・今日やった10字を明日、そして1週間後にまたやる。
のところ。
理論上は忘れないうちに復習できて定着する、のだが、昨日の分、今日の分、七日前の分となってうみには多すぎる分量になってしまった。
今は一日に「ちびむす」漢字テスト1枚。←2025年2月14日の今日、4年生の8枚目を合格。
全問正解であれば100円、8割合格で50円、6割合格で25円、を支給している。
初めは8割書けて50円、のみの設定だった。
うみは8割に達しないことも多く、6割25円を新たに設定した経緯がある。
全問正解はいまだお目にかかれず。
毎日続けて欲しいので3日連続合格、でポケモンカード1パック(180円)購入権が得られる。

100円ショップで買ったスケジュール帳に記録している。
毎日頑張っているのが視覚でとらえられる。
「ポケカ買った、買ってない」「50円あげた、もらっていない」を防ぐためでもある。
ポケカを買ったら③を、お小遣いをあげたら金額を消している。
ハングリーさは全くなく、今日合格すればポケカが買える、というときでもあっさり今日はやらない、と言い出す。
YouTube禁止、は泣いて嫌がる。
その分時間と熱意を学習に向けられるかというと、NO。
姉にひどい暴言を吐いたとき、だけYouTube禁止、ゲーム禁止、スマホ没収、としている。
漢字をやった分、記録して、うみのスマホに送信している。

何時から漢字の勉強をするかも決めさせて、LINEで文字にして残しておくようにしている。
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