漢字が苦手な子のための漢字学習の進め方

うみ
231124225940506

特性のある子が中学受験してみた4 2023年11月④

学習開始 7日目

昼間の、姉ちゃん(大学1年生)がいないうちに今日の勉強を済ませよう、と

提案するが、NO。

うみは嫌なこと、面倒なことは後回しにするタイプなので、とりあえず日中はやらない、のだそう。

昼間は中野にあるお菓子のまちおかへ。

毎回大好きな、グミを購入する。

いかにもベタベタしそうな、可変式でシロップをつけて食べる、まちおか価格で300円もするキャンディ、なんかをねだられるが、これは毎回丁重にお断りしている。

うみは食が細く、身長も小さく体重も軽い。

1年生の頃の衣服がまだ着られる。

お菓子やアイスででもカロリーを摂らせたい、ところ。

通常の食事はすぐ満腹になり、とにかく食べない。

今日の勉強は21時から60分。

漢検の8級の問題と主語・述語について少し。

うみは診断こそついていないものの、学校の漢字50問テストで1桁点数をとることも珍しくなく、特に書くことは嫌で苦手。

昨日まで「休・体」を間違えて書いていた小学5年生である。

画数の多い字は、拒絶する。

なんとか「遠、園」を練習している。

イヤイヤやっているので殴り書きのようになってしまう。

231125222658488

今日は10文字程度やった。

続けていくうちに、身につけた漢字の部分を組み合わせて、新たな漢字が書けるようになることを体感してほしい。

漢字が苦手な特性のある子は普通の子だとうるさく感じるくらいのアプローチ、が良いと感じる。

「この漢字はこんな読み方もするんだね。」

「部首は雨かんむりだって。」

「雨かんむりは三画目がポイントだよ。」

「いち、に、さーん」

こうすると、

「他にもこんな読み方をする」

「雲もそうだ」

「ああ、なるほど」

「さーん、ではらう」

と反応してくれる。

普通の中学受験をする子にはきっとうるさい、と言われる。

苦手な子には、きちんと説明して、感想を言い合った方が良いこともある。

そして、漢字は大きく書かせる

小さいところで書くと誤魔化そうとするので、大きくはっきり書かせる。

明日、覚えているか今日書いた10字をもう一度書かせて、半分でも覚えていれば、ありがたい。

多くても1日10文字、だな、今のところ。

漢字は本当に嫌なようでその後の主語述語はスイスイやっていた。

自転車で長い上り坂を登った後の平坦な道、のようだった。

60分の前半を漢字、後半を国語の他の分野か算数にしてみようと思う。

231123215806542

学問に王道なし

漢字が苦手で嫌いなうみ。

わらにもすがる思いで、『小学全漢字おぼえるカード』を購入。

231124225940506

これは小学校で教わる1026字を「呪文のように唱える」ことで書けるようにする、というもの。

例えば「台」だと、「ム口(無口)になるよ台所」のように。

すんなり書けるものはそれでよい。

なかなか覚えられない、画数が多くて複雑、というものだけこれで覚えればよい。

特性がなければ机の上に人差し指で書く「指書き」が一番覚えられると思うが、うみは指書きをするように言われると面倒なので ぐぬぬ…というカオをする。

面倒なので、腹を立てたまま殴り書きの指書き。

しっかり覚えられず、エンドレス指書きでエンドレス ぐぬぬ…!である。

昨日練習した漢字を書かせようとしたが、イライラのため応じず。

ミラクルが起きて、全部書けていれば良い、が、もし書けなかったらテンションだだ下がり間違いない。

書けない可能性の方が高い。

書かせるのはやめにした。

小学全漢字覚えるカード、切り離してカードにできる、のだがうみの場合カードにしたら100%失くす…。

そのため、切り離さず本の形のまま使っている。

本の形のまま頭の1年生の漢字から進めている。

うみは漢字の定着が悪く、書き順はめちゃくちゃ。

左手で字を書いているためか書きにくい文字もあると本人は言っている。

「休」を今日も「体」と書いた。

「虫」の最後の一画を左につけた。

「顔」は書けなかった。

231125222618344

そんなうみでも小学全漢字覚えるカードをはじめから、というのはやりやすかったようだ。

1年生の漢字から1文字ずつノートに大きく書いていく。

間違えたもの、書き順がひどいもの、など改めて書かせている。

明日、2年生で教わる漢字を終え、3年生の範囲に入る予定。

1年生の80字、2年生の160字を超える、3・4年生の漢字200字ずつ。

画数も多くなるが、以前に習った字の組み合わせ、という字も多い。

今日は漢字をしばらくやって気分転換に算数、そしてまた漢字、と進めた。

簡単な漢字、ということもあり、ぐぬぬ…とはならなかった。

明日からは前半漢字中心、後半は他の国語の分野や算数、としよう。

漢字だけが国語の勉強ではないが、今のうみには間違いなく必要な学習、だと思う。

今日は疲れもなく時間も20時30分からだったこともあり、調子よくやれていた。

2025年2月の追記

この頃は教材が定まっていなかった。

今は『ちびむす』漢字テストを使用している。

小6の2月現在、3年生の漢字を進めていて、6割合格で25円、8割合格で50円、10割全問正解で100円を支給している。この他に連続3日合格でポケモンカード1パック購入権がつく。自分のための勉強なのにご褒美目当て、お小遣い目当てでしかやらない子になってしまうのでは?という批判が予想される、が「給料も支払われず褒められもしなかったらあなたは今の仕事をするのだろうか?」ということ。何かのために頑張る、というのはすごく素敵な力なのです、とXで見かけました。

次の記事はこちら

伝説はここから始まった!最初の記事はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました