あらすじ
父、意志野一心がスペインリーグで活躍しているのを、幼い意志野美影が客席から観戦しているシーンから始まる。
7年後、入学と同時に風鳥高校のハンドボール部に入部する美影。
入学式当日も、日課の川での水切りに勤しむ美影。
その様子をハンドボール部監督である巣鴨フェンリル累が目撃する。
足を滑らせ、川に落ちる美影。
しっかり溺れて、巣鴨に助けられる。
入学式の描写は一切なく、放課後美影は一直線にハンドボール部を目指す。
美影の身長が150センチ台だと3年生から声が上がるが、部員不足のため歓迎される。
美影が顧問の雲雀咲と話していると監督の巣鴨がやってくる。
朝の一件も覚えていて、美影に話しかける。
実力を見るため、美影と2年生チーム対3年生チームの紅白戦を行うことに。

人数不足ということもあって4人対4人。
体つきは「ハンドボールをやっている体」と言われる美影だが、実戦では初心者の域を出ない。
2年生の国香鉄真が気を吐き2年生の全得点をあげる。
美影もシュートを放つ。
手首のスナップでコースを変えた技ありのシュートだったが得点には至らず。
雨が強くなって来たこともあり、巣鴨が終了を提案する。
ここで、美影に父である「意志野一心にはなれない」と伝える。
部員や咲も美影が意思野一心の息子であることを知る。
自分は自分として戦うことを言い切った美影に影響され、雨の中最後の5分、紅白戦の続きをやることに。
2年生が繋いだボールを美影が低い体勢で河原での水切りさながらの「アンダーシュート」「ブラインドシュート」を決めて同点で試合を終える。
翌朝、2年生の須磨薫から星音国際高校の高見兄弟について教えてもらい、美影は闘志を燃やす。
美影は直後に弟の高見鷲斗が風鳥高校のハンドボールコートでシュート練習しているところに遭遇するが、部員は信じない。
そこへ巣鴨が高見鷲斗を部員の前へ連れてきて進入部員だと告げる。
美影と鷲斗がぶつかり一対一で勝負をすることに。
美影の「アンダーアームシュート」もきっちりマークされている状態では防がれてしまった。
勝負は2時間続き気力と体力、根性で最後まで諦めなかった御影がシュートを決める。
巣鴨も美影の体力は最高の武器であり才能だと認める。
来週、私立星音国際高校との練習試合があることがわかり、1巻は終える。
意思野美影
本作の主人公。

名前の由来は「御影石」から来ているのだろうか。
父は意志野一心、で「石」?
父から教わった低い体勢で撃つ「水切りシュート」「アンダーアームシュート」「プロンジョンシュート」←いずれも同じシュートで呼び方が異なる、が最大の武器。
川原で水切りをするのが日課で、辺り一面の石がなくなってしまうほど。
アニメ『動物魔法園アニマルセブン』のペン子ちゃん推し。
抜群のテンポと予想できない意外性
意思野美影がハンドボール部に入部し、1・2年対3年、4人対4人の紅白戦を終えるところまでをなんと一話に収めている。
そして、星音国際高校が現時点で最強であることと、高見兄弟の弟が風鳥高校に入部し、美影と対決、星音国際高校と練習試合がある、というところまで1巻で描かれる。
テンポは抜群で、鷲斗の入部についても巣鴨が一話目でほのめかしていた。

監督の巣鴨が鷲斗の入学・入部を知っていたが、教員の雲雀先生は知らなかった、けれどそんなものか??
鷲斗が風鳥高校に入部するというのは意外すぎる展開だった。
身長高っ!
美影は150センチ台。
ハンドをやるにしては小さい。
高校のときの同級生で、ハンドボール部だった伊藤くんも戸田くんも183センチで当時はデカいなー、と思っていた。
高見鷲斗が187センチ、国香鉄真が186センチで、デカい。
が、巣鴨監督が198センチ、でほぼ2メートル。

顧問の雲雀先生が172センチで地味にデカい。
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