想像を軽く上回る極上作品
面白い、という評判は聞いていた。
が、想像を上回った。
キャラが良い。
最初とっつきにくい、のだが読み進めるうちに持っていかれる。
私が読んだのは1巻だけ、にも関わらず、である。
作者の計算だとしたら、完全に術中にハマってしまった。
芸人さんたちがおススメのマンガを紹介する番組では「怪獣を倒したら、その遺体の処理が必要になるわけで、そこに焦点を当てた作品なんです」のようなことを言っていた気がする。
序盤はそこから入って、主人公が怪獣専門清掃会社勤務の経験を活かすことがあるが、やはり怪獣を「倒す」方にシフトしていっている。
日比野カフカ
本作の主人公。

現在は怪獣専門清掃業者モンスタースイーパー(株)に勤務しつつ、防衛隊入隊を志す。
幼い頃怪獣に家を壊され防衛隊になることを誓う。
身体は衰えてきているところもあるが人一倍熱い闘志を持っている。
が、自身も怪獣となってしまった…?
そして、怪獣となったことで他の怪獣と十分渡り合えるほどの強さを手に入れることとなった。
怪獣になっても理性を保つことはできている。
3ヶ月の間に怪獣になる、戻る、体の一部を怪獣とする等ができるようになったようだ。
亜白ミナ
防衛隊第3部隊長でカフカとは五つ違いの幼馴染。

やはり、怪獣に自宅を壊され、飼い猫も犠牲となったことで防衛隊入隊を決意する。
1巻でこそ、見せ場は少ないが、カフカの窮地を救い、二次試験で想定外の事態が起きたときにも冷静かつ迅速に出動を決断した。
市川レノ
18歳。

モンスタースイーパーにバイトとして入る。
防衛隊入隊希望。
最初こそ一言多く、生意気な口を聞いていたが、すぐにカフカへのツッコミ要員となる。
至極マトモな感性を持ち、カフカがうかつに怪獣の顔になったり、怪獣の能力を発揮すると、ものすごく怒る。
四ノ宮キコル
登場から高飛車ぶりを発揮。

名実ともに強いのは間違いないが、天才では決してなく血の滲むような努力の積み重ねであり、本人の心もずっと張り詰めていた、ように見受けられる。
防衛隊長官の娘であり、プライベートスーツを着用している。
自身が深い傷を負っていても戦局から怪獣を足止めすることを選択し、実行した。
父親から常に高い目標を与えられるも、それを必ず成し遂げてきた。
そして、防衛隊の素養があり、自分が犠牲になることも厭わない。
入隊試験の体力検査では自身の今日のラッキーナンバーになぞらえて「5位」にした?
十分それができそうなほど、フィジカルも優れている。
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