ヒトコワが一番怖い?マンガ『オカルトーク!』考察

完結マンガ
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ざっくりとした あらすじ

ピン芸人・水原保が、瀬沼ディレクターのもと、無茶なロケへと繰り出すマンガ『オカルトーク!』。

この作品の面白さは、心霊スポットや都市伝説、奇怪な噂といったオカルトネタを徹底的に深堀りするところにあります。

しかも、どんなに怖い状況でもNGは一切なし!

ただし、最後に一番怖いのは“人怖(ヒトコワ)”だった、なんていうオチもちらほら。

オカルトーク コミックス1巻より

物語は、水原がサイコロやくじ引きで次なるロケ地を決めるシーンからスタート。

例えば、第1話で候補に挙がった「奇妙な挨拶を交わす山奥の村」。

これ、実は第6話に登場するあの村のことかもしれません!

こういう伏線を辿るのも楽しいですよね。

他にも、次巻以降で出てくるかもしれない候補地として、以下のような強烈なスポットが挙げられています。

オカルトーク コミックス1巻より
  • 奇妙な挨拶を交わす山奥の村
  • 血まみれの男の幽霊が出る廃ビル
  • 異常に高額な祈祷料を取る怪しい神社
  • 少女のすすり泣きが聞こえる廃校
  • 若手芸人が自殺したアパート
  • ヤクザしかいないマンション

心霊映像のススメ

オカルトと言ってもジャンルは様々ですが、私は特に「心霊映像」をおすすめします!

実は私、心霊映像の大ファンでして…(マンガでなくそれについてブログを書こうと思ったくらい!)。

定番としては『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズや『XXX』シリーズが王道の怖さを堪能できます。

一方、「怖いのは苦手だけどちょっと挑戦してみたい」という方には『監死カメラ』シリーズや『Not Found』シリーズが初心者向けでおすすめですよ。

YouTubeだったら「オウマガトキ」一択です。

作中の魑魅奴呂村(ちみどろむら)では、特に直球ど真ん中の心霊現象が描かれています。

カメラに映ったのは、なんと微笑む女学生。

怒ったり泣いたりするわけでなく、ただ微笑んでいるその姿には、不気味さだけでなく切なさも感じてしまいますよね。

そして、1巻巻末に登場した「首無し✖✖事件」。

これが、ふざけた要素も含む“バカドリル”的展開で、クスッと笑ってしまうエピソードです。

さらに巻末には霊媒師さんが満を持して登場!見た目はギャル風の彼女ですが、これからどんなふうに水原や瀬沼と絡んでいくのか、期待が膨らみます。

オカルトーク コミックス1巻より

キャラクター紹介

水原保

若手ピン芸人。怖がりながらもリアクション芸が光り、瀬沼ディレクターから大抜擢。

オカルトーク コミックス1巻より

彼の的確なツッコミが物語のアクセントとなっています。

瀬沼ディレクター

中央テレビ所属。

オカルトーク コミックス1巻より

探偵のような洞察力と推理力を持ちつつ、無茶な企画を次々と繰り出す少しお茶目な人物。

ゴールデンリボルバー山田

安国荘444号室に住み、自◯した芸人。

オカルトーク コミックス1巻より

幽霊となり水原との漫才を展開。後半では“自虐ネタ”へと進化し、キレ味が増していきます。

前野朱里

亡くなった元彼の部屋にふらっと現れる、本作の中で最も危険な人物。

オカルトーク コミックス1巻より

夢追い人が好きだが、追い詰める癖があり…? 山田を6時間みっちりダメ出しした過去もあるとか。

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