異種族たちの青春模様『スピーシーズドメイン』の世界へ

完結マンガ
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スピーシーズドメインの世界

『スピーシーズドメイン』の世界では、普通の人間を「ノーマル」と呼び、さまざまな種族が共存しています。

例えば、風森さんは「エルフ」、羽井さんは「翼人(イカロス)」、土和さんは「ドワーフ」など。

それぞれの種族が持つ特性や悩みが、物語の面白さを引き立てています。

全体的に、3D迷宮を探索するロールプレイングゲーム『ウィザードリィ』を連想させる雰囲気があるのも特徴的です。

種族間の特性もユニークで、たとえば、エルフとノーマルの親を持つ子どもは、エルフかノーマルのどちらか一方になるという設定が興味深い。

私、ヨハネが間違いなく言えることは、こんな青春を送りたかった…!( ; ; )

スピーシーズドメイン コミックス1巻より

スピーシーズドメインを彩るキャラクターたち

風森弦子

入学後約1か月間、群れずに一人で過ごしている風森さん。

スピーシーズドメイン コミックス1巻より

森厳に」ってはじめて聞いた!

エルフとして魔法が使えないことを気にしていて、とりわけ風や水を操る魔法を使いたいという強い願望を抱えています。

そんな彼女がある日、大機くんとアドレスを交換してしまったことで物語が動き出します。

このとき、架空のアドレスを大量に登録して無理やり「異物感」を消そうとするあたり、何とも彼女らしいですね!

風森さんの飼い猫「モフリマクラ」は、名前通りの用途を持つ猫で、彼女の独特な感性が現れています。

そして、大機くんへの当たりがキツくなる一方で、後になってからその横暴さを後悔し、ベッドでジタバタする姿にはクスッとしてしまう瞬間も。

彼女の感情が大きく揺れるきっかけは、やはり魔法。

大機くんの発明品を使えば魔法が使えるかもしれないと気づいたとき、彼女は次第に彼に頼るようになります。

この変化が彼女の成長と感情の機微を象徴しています。

そして、とうもろこしを焼き出したときのセリフ「なんだそれはファイアか!? メラってんのか!?」は、ゲーム好きにはたまらないネタです!

大機発彦

科学の力を信じる発彦くんは、独自の発明でみんなを驚かせる天才肌。

スピーシーズドメイン コミックス1巻より

風森さんが屋上で締め出された際には、壁の素粒子を動かして通り抜けさせるという離れ業を見せました。

まさに「スゲー!」と叫びたくなるシーンですね!

しかし、彼の個性は風森さんから「トーテムポール」「偏屈色眼鏡」とひどいニックネームを付けられる原因にも。

さらには「普通の人間の馬鹿野郎」と言われてしまう始末。

それでも彼は自身の信念を曲げず、ラジオの材料でテレビを作るなど画期的な発明を続けます。

クラスメートからウザがられることもありますが、独創科学部の発足が彼の新たな一歩となります。

ここでの発表の場が、彼の成長と物語の展開に重要な役割を果たすことに。

羽井さん

ポジティブな翼人(イカロス)の羽井さんは、空を飛べないという悩みを抱えながらも、いつも明るい笑顔を絶やしません。

スピーシーズドメイン コミックス1巻より

何度断られても風森さんを昼食に誘う彼の根気強さには頭が下がりますね。

一方で、彼女の表情を読み取れないため、大機くんとの関係を誤解したり、勝手に怒っていると思い込むこともしばしば。

それでも、大機くんの助けもあり、ついに羽井さんと風森さんは友達になることができました。

この友情の瞬間は、心温まる見どころです。

田中

ストーリーの脇を固める重要な存在が田中さん。

昼食時、ドワーフの土和さんを膝に載せて食べる姿がユーモラスで微笑ましい。

スピーシーズドメイン コミックス1巻より

また、独創科学部の発足を提案し、物語の進行にも一役買っています。

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