ポップでキュートなイカ娘。見たことある、という人も多いんじゃなイカ?
「〜イカ?」というダジャレと、女の子がスミを吐いたら面白い、というところからできたイカ娘。
珍しく、結末が気になって調べてしまった作品。

何を隠そう、私は作者である安部真弘先生の『あつまれ!ふしぎ研究部』を読んでマンガのブログを書こう、と決意したのだった。
あまり意識していなかったが、同じ先生の作品について書けるのは嬉しい。
『あつまれ!ふしぎ研究部』についても近々取り上げるつもり。
1巻はカラーのプロローグから始まる。
唐突にイカ娘が海の家「れもん」にやってくる。
直後にれもんの壁を壊してしまい、弁償するため働くこととなった。
日本語は流暢に喋ることができるが、海の中にいたため知識不足。
そもそも海の中にいたら、何にもわからないでしょう。
2話目でイカ娘の本領発揮、イカ墨を吐いてイカ墨スパゲッティを製造。
栄子の姉、千鶴も初登場。
本作、少なくとも1巻では最も濃いキャラの一人である千鶴。
侵略にきたものの、海の家で搾取されるイカ娘、というパターン。
イカ娘
本名同じ。(多分)
海を守るために人類を侵略することにした。
髪の毛は再生可能な10本の触手になっている。

手近な海の家「れもん」を侵略の拠点にしようと企てたが、栄子と千鶴により壁の弁償を迫られ、バイト的な存在として扱われる。
小学生たけるのお守りも命じられてしまい、海の家のバイトというよりは雑用全般を引き受けている。
人類侵略の野望は常に持ち続けているようである。
たけるが工作で作ったイカの頭を見て同胞だと信じきったり、B級パニック映画に見入ったり純粋と言うか素直というか…。
支配・侵略するつもりではあるが、栄子・千鶴から冷たくされると落ち込む。
一瞬で壁に穴を開けることができるが、早苗には手を出さず、千鶴には敵わない。
相沢栄子
姉の千鶴と一緒に海の家れもんを経営している。

ある日突然やってきたイカ娘の相手をして、バイトとして引き入れた張本人。
常識があり、イカ娘に突っ込むことが多い。
相沢千鶴
妹の栄子とともに海の家れもんを経営している。
ついうっかり海の家の壁に大穴を開けてしまう。

妹弟の危機にはイカ娘を始末しかねない程度の包丁さばきを見せた。
異常な戦闘能力を誇る。

初対面のイカ娘にイカ墨まみれにされたときもお咎めなし。
大抵のことは気にせず、許してくれる。
相沢たける
千鶴、栄子の弟。
イカ姉ちゃんと呼び、良い遊び相手だと思っている。

イカ娘の前では常識的な小学生。
嵐山悟郎
私ヨハネは海のない埼玉県で育ったので海には憧れしかない。
小田原で海の近くに家を建てた大学の同級生広瀬くん。
子どもを海にはほとんど連れて行かない、と言い切っている。
事故が怖いらしい。
私と広瀬くんは17人いるゼミで泳げない2人、だったので気持ちはわかる。海は怖い。
海の家で働く、ライフセーバーになる、ということは海の近くで生まれ育った人たちにとっては自然、当たり前の選択肢なんだろうな。
嵐山悟郎はライフセーバーで、登場回でイカ娘と出会い、栄子と幼馴染だということがわかるくらいでまともなキャラだった。

千鶴の写真を待ち受けにしていて本人にバレたときも「悪用しないでね」の一言だけで済んだ。
早苗
栄子の友人でアレックスの飼い主。
イカ娘にコスプレさせて撮影し、写真をコレクションしている。
イカちゃん、と呼び、隠し撮りもしている。
ストレートにイカ娘好きを公言し、行動に移すタイプ。

当時はデジカメでしたか。
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