お仕事マンガの最高峰、『凸凹アニメーション』の魅力とは

完結マンガ
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お仕事マンガの最高峰

登場人物がみんな良いアニメを作ろうとしている、少なくとも自分の仕事を全うしようとしているので、読むと少し疲れます…。

それでもアニメ好きは絶対に読んでおくべき。

凸凹アニメーション コミックス1巻より

沖口ひろゆき

本作の主人公。

凸凹アニメーション コミックス1巻より

16歳の頃は漫画家を志していたが、持ち込み時に編集者からかけられた一言でアニメーターを考えるようになった。

その後念願かなってアニメーターになり、原画を描いている。

原画を描く人、動画を描く人日本中にたくさんいるんだろうなー。

安田よしお

沖口とアニメの専門学校で出会う。

凸凹アニメーション コミックス1巻より

ロボとエフェクト専門の原画マン。

西嶋シゲル

アニメ会社オクトパレットで制作進行を担当する。

30歳には見えない。

凸凹アニメーション コミックス1巻より

制作進行の中でも厳しいタイプ、らしい。

時間の制約、クオリティを高め、予算を抑えて、とアニメを作流のは本当に大変そう。

みんなで分担し、同じ作風・タッチで1秒間に8枚の絵を入れる!!!

8秒に1枚ですら大変なのに…。

篠塚・E・すみれ

実写映画監督になりたかったが高3のときにたまたま観た『AKIRA』で衝撃を受ける。

アニメでは妥協しない、篠塚が関わった作品は全て神回、と言われることを目標とする。

凸凹アニメーション コミックス1巻より

このシーンでは、ラジオで伊集院光さんが言っていたことを毎回思い出す。

アニメ総選挙みたいな番組を作る際、スタッフから「伊集院さんが面白かったアニメをあげてください」と言われ、これとこれと、と伝えると、アニメに詳しいスタッフは「今、あげてもらった5本のうち4本が出崎統さんが監督した作品ですね」と言われた話。

出崎統について知らなかった伊集院さんはそんなに影響を受けていたんだ、と関心し、続けて、伊集院さんがまんが日本昔話で『雷様と桑の木』が好きだと伝えると、「その回は演出が多井雲という方なんです。実は出崎統が多井雲というペンネームで何話かまんが日本昔話で監督、演出をしていてそのうちの1本です」と言われて伊集院さんがあまりの驚きで絶句した、という話、を思い出すのです。

佐野

若手ナンバーワンアニメーター。

凸凹アニメーション コミックス1巻より

仕事も早く、上手さにも定評がある。

実家が駅前でカプセルホテルを経営している。

星野

アニメ制作会社オクトパレットの次回作『春色ランデブー』の総作画監督。

が、フランスのアニメフェスに平気で行ってしまう。

凸凹アニメーション コミックス1巻より

良くも悪くも豪快な人。

彼のおかげで篠塚さんは奮起することになる。

川上・金子

演出の川上さん。

そして一部でレジェンド扱いされているベテランアニメーター金子さん。

『虹フィレ』の「死のマラソン」と言えば金子正、なのだとか。

凸凹アニメーション コミックス1巻より

本編では演出の川上さんとアニメーターの金子さんVS作画監督と制作進行の篠塚さん、の構図になってしまっている。

アニメを作るのはチームプレイなんだなー。

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