マンガ好きの知人が面白いマンガベスト3として挙げた作品のうちの一つ。
あとの二つは『ゴールデンカムイ』と『ヘルシング』。
心理的な駆け引きを存分に楽しめる作品。
『嘘喰い』第1巻 あらすじ
表舞台には出てこないが、闇ギャンブルの世界で半ば都市伝説と化しているギャンブラー、斑目貘。
貘が相手の隙をついて翻弄し、勝負に打ち勝って大金を得る。
全てが貘の目論見通りに進んでいく。

『嘘喰い』登場人物紹介
斑目貘
通称「夢喰い」。

悪夢を食べるという想像上の動物、貘の名を持つ。
洞察力、状況判断力に優れる。
一部の法律や条例にも明るい。
どこまでも上を目指すハングリー精神とどんな状況、相手にもハッタリをかませる度胸を備えている。
かり梅をかじりつつ、あるときは法律を用いて相手から金をせしめ、
あるときは催眠術のごとき心理トリックを用いて相手を翻弄する。
梶隆臣
パチンコ屋でたまたま貘の近くに座り、貘が見落としていた大当たりを指摘する。
お人好しでギャンブラー気質、200万円ほどの借金を抱える。

自然と貘と行動をともにするようになり、貘を慕う。
若いので体力は貘を上回るが、小心者なのは否めない。
話が進むにつれて著しい成長を見せるらしい。
夜行妃古壱
倶楽部「賭郎」所属の立会人。

賭郎の立会人にしては、言いたいことを言ってしまうタイプ、に見受けられる。
400年以上前から賭け事に立ち会い、必要であれば取り立ても行ってきた組織「賭郎」所属。
国家権力をも上回ることがある。
歴史上の数々の重大事件に関与していたらしい。
倶楽部の入会権は1000万円より価値がある、のだそう。
九重大郎
通称Q大郎。

廃ビルのオーナーであり、快楽殺人者。
闇カジノで貘と出会い、個人同士のギャンブルに誘う。
いつも闇カジノで適当な獲物を見つけ、高額な現金をエサになぶり殺すことを喜びとしている。
自分では手を下さず、武器を手にした配下の者達に襲わせている。
その気になれば、こんな爺さん、いくらでも手にかけられるだろうに、遊び場を提供してもらっている感覚なのか、
筋骨隆々な男もQ大郎に従っている。

『嘘喰い』1巻 見どころ
ちょっと悪どい「法律豆知識」「法律の抜け穴」のような話がいくつか出てくる。
ストーリーを考えるのが大変そう。
そこに心理トリックや駆け引きが出てくる。

何度も間違い電話を書けつづけ競馬のこちらの意図した間違ったレース結果を吹き込む、
など、こんなにうまく行くのかー??とツッコミたくなるところ、もなくはない。
が、貘だったらどう切り抜けるのか先の展開が気になるように描かれている。
絶対絶命の場面でも貘ならなんとかしてくれる、と思わせる。
目が離せないコイツ
Q太郎の側近。

1巻ではまだ活躍する場面は見られない。
これだけの肉体であれば、相当な殺戮マシーンであろう。
Q太郎のすぐそばで一言も発さず指令されるのを待っている。不気味ー。
貘の目的は一体?
天性のギャンブラーである貘だが、謎の包まれていて素性は不明。
だが、まだまだ金が必要だと言っている。

一体何が貘を金策に走らせるのか??
カリ梅かじって、水をガブ飲もう!
ちょうど先日、Xで「梅干しを食べて水をたっぷり飲むとやる気がみなぎる」という投稿を見かけた。
私は梅干しが苦手なのだが、今日は体が重くダラけていたこともあって試してみた。
梅干しの酸味が心地よく感じる。
酸っぱい食べ物、最近食べていなかったな。
食べた瞬間から気持ちが切り替わるのを感じる。
・梅干しに含まれるクエン酸が疲労物質乳酸を分解する。
・体内でのエネルギー生成「クエン酸回路」に関与。
・梅干しの香り、酸味で交感神経が刺激され覚醒モードに。
・水分補給はやる気スイッチを入れるのに不可欠。
かり梅をかじって「嘘つきだね」と言えば、どんな相手にでもハッタリかませそうです。
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