平凡な高校生が一瞬で犯罪者に…『僕たちがやりました』

完結マンガ
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・平凡な男子高校生の日常

何もない毎日に絶望したりダメな仲間とツルんでみたり、ダラけた毎日が続く、でもそれがずっと続くわけではないこともわかっている…。

勉強に勤しむわけでもなく甲子園を目指して白球を追いかけるわけでもない。

どこにでもいそうな男子高校生の日常がよく描かれている。

高校時代にはカラオケもよく行っていたなー。

・伊佐美とは一体…。

いつもツルんでいるメンバーの一人、伊佐美。

彼女を取っ替え引っ替えしているかのような発言からモテっぷりが伺える。

パイセンとの散髪をかけた罰ゲームに負け、髪型を変えることに。

代官山の美容院に行き、EXILEのメンディーか『ジョジョの奇妙な冒険』のポルナレフばりのヘアスタイルに。

僕たちがやりました コミックス1巻より

登場時の髪型でそこそこカッコ良かったと思うのだが、やはり何も考えていない、のか。

・矢波高校のデンジャラス&バイオレンス

道を一本隔てて存在する「矢波高校」。関わってはいけないということが存分に描かれている。

僕たちがやりました コミックス1巻より

どうしても接点ができてしまい、たった一つのしくじりから平凡な日常から凄惨な非日常へと引きずり込まれる。

僕たちがやりました コミックス1巻より

今後2巻以降で矢波校生について掘り下げられるとしたら、興味深い。

果たして、矢波校生は何も考えていないのか。

・パイセンの財力と存在感

高校を卒業してニート、毎日ブラブラしてトビオ達の元にやってくるパイセン。

湯水のように金を遣い、800万円の車に乗り、76万円のイタリアのスーツに身を包み、1個7万円のプラスチック爆弾を即座に十数個準備できる。

矢波校生にトビオ達が絡まれていたときには、瞬時に5000円、1万円と握らせる。

僕たちがやりました コミックス1巻より

こんな解決法ではケツの毛までむしられそうな気もするのだが…。

職なし、友達なし、人望なし。でもお金はたくさん持っている。

さすがパイセン。

・トビオ達に欠けていたもの

マルが矢波校生に悪態をつき、翌日、拉致される。

同じように拉致されて連れてこられたであろう男子高校生と戦い、勝てば脱出できる、という条件の闘いにはかろうじて勝利するも、ニューチャレンジャーとして乱入してきた矢波校生とも戦う羽目になってしまう。

飛び膝蹴りを顔面に喰らい瞬殺されてしまうのだが「鍛錬が培った一撃」を喰らった、という説明が書かれている。

僕たちがやりました コミックス1巻より

トビオ達はここまで一切の鍛錬、をしていない。

カラオケに行くかスポッチャに行く、か。

怠惰な毎日を過ごしている一方で「矢波高校の黒豆男爵」は鍛え上げられた体をしていたのだった。

・予想だにしない大惨事

ここまで矢波高校とのトラブルはあったものの、なんとかやってこれていたトビオ達。

元々願っていたのがそこそこ楽しければオッケー、なので目標が低ければそこそこ楽しい、日々は続くはず、だった。

僕たちがやりました コミックス1巻より

が、巻末で予想だにしなかった惨劇が幕を開ける。

・蓮子か今宵ちゃんか

気の強そうな蓮子とギャルっぽい外見で口調はギャルっぽくない今宵ちゃん。

僕たちがやりました コミックス1巻より

男子キャラが揃いも揃ってダメっぷりを発揮しているのに対し、1巻で登場する女子は2人とも魅力的に描かれている。

1話目の女子高生もカラオケ屋の店員さん、古文の先生といい、かわいい女性しか出てこない。

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